坂本富男・半鵺爲子・持田むつ子 拓版画・木版画展

１０月２５日（金）

今日の宇都宮は

台風２１号や低気圧の影響で大気の状態が不安定となり

雨がザーザー、風がビュービュー

台風並みの大荒れのお天気でした

宇都宮市下小池町の一部では避難勧告が出ています。


千葉県や茨城県、福島県、埼玉県の複数の河川では

氾濫が発生し被害が出ているところがあるようです。


夜になって雨は止んでいるところも多いですが

冠水している場所もあるようのでご注意ください。


さて、小山市立木にある

たから園現代工芸さんに行ってきました


たから園現代工芸さんは、月に２回、

陶器・絵画・版画・染色・彫金、アクセサリーなど

個展、グループ展を開催し展示販売しているギャラリーです。

お隣にはお茶屋さんがあります。


１０月１９日（土）~２７日（日）は

坂本富男・半鵺爲子・持田むつ子　 拓版画・木版画展

が開催されていますよ


受付には陶器の白い猫さんの置物と

猫さんの絵葉書がありました

坂本富男さんは、宇都宮市川向町生まれの拓版画家で

武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒

星曩一氏、笹島喜平氏に師事し

現在、日本拓版画会会長をなさっています。


二荒山神社の絵馬や

御朱印（恵比寿様　大黒様）のデザインもなさっていますね。


今回は、桜の花や仏像、日光をモチーフにした作品などなど

いろいろな作風の迫力のある作品が展示されています。

来年の干支　ねずみ年の新作

二荒山神社の絵馬のデザインも展示してありますよ。


半鵺爲子（なかやいす）さんは

栃木県生まれ栃木市在住の美大卒の元学芸員さんで

パリに語学留学し帰国後、拓版画の作品制作を始めたんですって。


涅槃像や神をモチーフにしたものから

豊かな感性のユニークでお洒落なものまで

いろいろな作品が展示されています。


持田むつ子さんは、小山市生まれの木版画家です。

大妻女子大学卒、慶応義塾大卒、武蔵野美術大卒で

２０１５年から毎年栃木県版画展に出展なさっているそうです。


今回は、かわいいワンちゃんをモチーフにした作品が多く

和風のもの、鯉などもありました。

細やかなタッチの柔らかな作品ですよ。


ちなみに、拓版画とは

押し当てることで版となる素材の凸部の文様や

図柄を写し取る摺刷方法です。

石碑やレリーフ、魚拓といった拓本の技法を

版画に応用したものでその技法を拓刷りというそうですよ。


拓刷りは、版面に直接インクをつけることはせずに

版に押し当てた紙に描画材を押し付けるため

図像が反転しないんですって。


１０月１６日~１２月１日（日）には

益子陶芸美術館　笹島喜平館で

「益子町出身の笹島喜平が草案した拓版画の現在

日本拓版画会展」が開催されています


そして、１１月６日~１３日（水）には

東武宇都宮百貨店７階美術画廊で

「坂本富男　拓版画展」が開催されるそうですよ



たから園現代工芸

小山市立木1426-5 　0285-23-6966




１０月２５日　猫さんにはお会いできませんでした


猫さんも　肉球ペタペタ　拓版画



~今日のルルルくん~


唐揚げをクンクンしてました