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六道の辻 「戊辰役戦士墓」 [人気記事]
5月26日(木)
台風2号が来ているようです。
5月に台風が2回も本州に近づくのは
珍しいことのようです。
今後の台風の動きにご注意ください
さて 今日は昨日の続きです。
六道の辻の「戊辰役戦士墓」にまつわるエピソードをお伝えします
六道の辻が 地元の人たちによって
ずっと大切に守られてきたというお話も
とても 素敵な話なのですが
「戊辰役戦士墓」がたてられたエピソードもとても感動的なんですよ。
慶応4年9月 早朝の霧の中
長岡藩家老 山本帯刀(たてわき)ら 78名の長岡藩士は
会津の飯寺村まで攻めてきていました。
隣の人の顔もみえない程の濃霧だったため
霧の中から現われた軍を仲間だと勘違いし
ほとんど無抵抗のまま壊滅的な被害を受けてしまいました。
この時に戦った相手方(新政府軍側)の主力は
宇都宮藩の部隊で戸田三男が一番大隊長を勤めていました。
捕らえられ斬首を覚悟した山本帯刀は 戸田三男に対して
「我々の所持している軍用金はもはや無用になったので
あなたの藩に進呈します。何か役立つことにお使いください。」
と 金200両と刀を差し出しました。
彼らの乱れぬその武士らしい態度に感服した西軍将校らは
山本に降伏を勧めましたが
「藩主に戦いを命じられはしたが
降伏しろという命令は受けていない。」
と頑として受け入れなかったそうです。
こうして 24歳の山本帯刀は 飯寺に散ったのでした。
そして戦後
長岡藩士らの意気を感じ続けていた戸田三男は
山本の遺言により 提供された200両を使って
地元宇都宮の旧幕府軍兵士の墓がある
六道の辻を整理し 慰霊の石碑をたてることを思いたち
有志の賛同を得て「戊辰役戦士墓」をたてました。
そして今でも 地元の人たちによって温かく供養され続けているのです。
素敵なお話ですね
山本帯刀らの武士としての潔さもかっこいいですが
戸田三男も素敵です
この話は 大正7年の会津会報誌に
戸田三男の談話として掲載されているそうです。
戸田三男のお墓は六道の辻のすぐ近くにある 報恩寺にあります。
報恩寺には 薩摩藩官修墓もありますが
その隣には 宇都宮藩士だった縣六石が残した
戊辰戦争に関する記述のある大きな石碑があります。
漢文で書いてありますので内容を要約すると
戊辰戦争の経緯についてと
宇都宮藩のために戦ってくれた全ての兵士に対する
感謝の気持ちを忘れないでください…
といった内容です。
会津藩の白虎隊は有名ですが
宇都宮でも若い人たちが戦いによってたくさん亡くなっています。
報恩寺に行った際には
お参りして歴史を振り返ってみてください
ちなみに 山本帯刀から託された刀は
戦後 招魂社(現在のパルコの隣にある下之宮辺りにあった建物)に
納められていたのですが その後 護国神社にうつされて
宝刀として秘蔵されていました。
現在は 長岡市に里帰りしているそうです。
いつの日か宇都宮で再会したいですね。
報恩寺
宇都宮市 西原 1-3-13
5月26日 お会いできた猫さん 4匹
窓から覗き込む 三毛猫さん
お久しぶりの カバちゃん
丸くなる まいちゃんと茶太郎くん
近所の猫さん勢揃い
週末の街なかイベント情報!
28(土) 二荒山神社 太々神楽 10~15時
28日(土) 読み聞かせ会 妖精ミュージアム 14~14時半
28日(土) デジタルまんが祭り in 宇都宮
オリオンスクエア 12~16時
29(日) 天下一スポチャン大会 オリオンスクエア 10~16時
たくさんのイベントがありますね
晴れたらいいな
2011-05-26 23:01
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