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大谷 「石山の歌」♪ [人気記事]
4月19日(火)
冷たい雨が降り続き 荒れたお天気模様でした。
宇都宮の最高気温は10.9℃までしか上がらず
北からの風が強く吹き 寒く感じる1日となりました
まだ カエルさんに似合う暖かい雨ではありませんでしたね。
大谷地下採掘場の年平均気温は 8℃前後だそうで
今日くらいの気温のようです。
夏の暑い日に行くと 涼しく 冬の寒い日に行くと 暖かく感じ
真夏と真冬には 過ごしやすいので おすすめの場所ですよ。
今日も大谷のお話です
先日 大谷寺の帰りに大谷石のお店に寄ったところ
宇都宮の伝統工芸品 宮染めの手拭が売っていました。
このデザインの手拭をみたのは はじめてです
「石山の歌」が描かれている宮染めの手拭です
「石山の歌」は まだ大谷石を手掘りしていた頃の
昔の話を歌にしたものです。
「石山の歌」の一番の歌詞は お父さんへの気持ちを歌にしてあります。
「チャッキンコーン チャッキンコーン
父ちゃん石おこし 石かたかんべな
腰が痛かんべ 腰もんでやっかんね」
( こちらの写真は 「石山の歌」が
大谷石のプレートに描かれているものです。 )
二番の歌詞は重たい石を運ぶお母さんへ
肩もんであげるからねと思いやりのこもった歌詞です。
三番の歌詞は 尺角を背負う強そうなお兄ちゃんへの
憧れを込めている歌詞のようです。
四番の歌詞は 自分が大人になったら
1日30本石を切り出してあげるからねとやさしさの込められた歌詞です。
30本も切り出せれば 家族みんなが幸せになれる
そして 親を助けたいとの
想いが込められているようです。
実際には 五十石(5寸×1尺×3尺)の大きさの石を1本掘るのに
4千回も つるはしを振るったとされ
また1人の1日の採掘量は6・7本くらいだったと
地元の方が教えてくださいました
このような 手掘りの採掘方法は 昭和35年頃まで続き
後に機械化されてからは 1人50本採掘が可能になりました。
運搬方法も 手掘りの時代には
採掘場から 背負って運び出していました。
五十石(石塀に使用される石1本)の重さが約70キロ
重い石では140キロの石まで 1人で1本担ぎ出していたそうです。
本当に 重労働だったのですね
手掘りで採掘している共働きの親たちは
仕事で疲れきってしまい家庭に帰ってきても
子供とのコミュニケーションが取りづらい環境だったそうです。
そんな状況を目の当たりにした 学校の先生が
この家庭の状況を改善したいと思い
子供たちとともに 歌を作り歌うことにより
親子の気持ちを明るくしていったという実話が
1955年(昭和30年)には 映画化されています
「この歌は 子供たちの声が 石山に谺(こだま)し
親がその歌を聞いて子供を見直し
心から親子の情愛が深まってゆき 家庭に潤いの
生まれる事を願った歌なのです。 杉浦 すみ 」
と 手拭の表紙にかかれています。
杉浦すみさんはこの「石山の歌」を作詞した方です。
残念ながら平成17年に89歳で永眠なされたそうです。
親を思う子 そして子を見つめなおす親
映画は城山のコミュニティーセンターなどで
お祭り(イベント)のときに上映されることがあるそうです。
ハンカチなしではみられないとお店の方もいってました。
一度 観てみたい映画です
4月19日 お会いできた猫さん 1匹
箱の中で眠る フサフサ黒茶猫さん
大谷石のぬくもりを感じる親子猫
2011-04-19 23:02
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コメント(2)
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みやねこ探偵団さま
はじめまして。お邪魔いたします。
「石山の歌」の作者である杉浦すみについて触れて下さり、
ありがとうございます。
すみは私の母で、平成17年3月に89歳で他界いたしました。
今はもう「健在」ではないため、お知らせさせて頂きました。
ゆうじょうワークショップより
by yujowork@hotmail.com (2013-10-16 18:07)
ゆうじょうワークショップさん、コメントありがとうございます。
そうでしたか。お亡くなりになられていたとは残念です。
訂正させていただきますね。
お母様のご冥福をお祈りいたします。
by ミャー (2013-10-16 23:20)